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混合比


キャブの調整の前に燃料の話をしましょう。

2ストロークエンジンでは潤滑のためのオイルはガソリンに混合させます。
ガソリン:オイル いわゆる混合比です。

ヤマハKT100の場合、植物系オイルであれば 20:1 〜 25:1 の割合、
化学合成オイルであれば 25:1 〜 40:1 という薄めの割合で使用するのが一般的です。

使用するオイルによっても、また混合比によってもキャブセッティングは変わってきますので注意が必要です。

極論を言えば、オイルは最低限の潤滑さえしていれば、薄ければ薄いほどエンジンは抵抗無く回転します。
混合比を間違えて 50:1 とかで走ったことがある人はいませんか?
スッゴイ軽く回ったでしょ?焼いたと思いますけど(笑)

このオイルの考え方には2通りのアプローチがあります。

濃いめの混合比
 キャブセッティングは薄くする傾向となります
 一発勝負でさらに薄くしても焼きにくい

薄い混合比
 キャブセッティングは濃くする傾向となります
 全体的にオイル量が少な目なのでフケ上がりやすい

私は焼き付きにくい化学合成オイルを 30:1 で使用して、キャブセッティングを濃くする方法を好みます。

いずれにしても、オイルの種類を変えたとき、混合比を変えたときはキャブセッティングも変わりますので、
コレ!と決めたオイルは使い続けた方が良いと思われます。