サーキットのルール

どんなスポーツにもルールがあります。
ルールを守らないと思わぬ怪我やトラブルを招きます。
ここではサーキットを走行する上で守らなくてはいけない最低限のルールをお伝えします。

合図

カートにはウインカーやクラクションはありません。
ダイレクトエンジンの場合は一旦停止することすらできません。
ですからコース内では大きく手を振り他者に対してアピールする事が重要です。

コースインの際は大きく手を上げ自分が進入する事を伝える。
コースに入ってからはアウト側を通り後続車がいないことを確認してからレコードラインを走る。

スピンしたら両手を大きく上げて後続車にスピンしたことを伝える。
安全確認後マシンから降りて邪魔にならない場所に移動させる。
後続車に注意して再スタートさせる。

速い車が追いついてきても焦らない。
無理にラインを空けようとせずに、抜かして欲しい側の手を出しその方向の路面を指さす。
後続車は指示されたラインからパッシングする。

ピットインの際に急に速度を落とすと追突される危険性があるので、
その場合もピットロードの手前のコーナーあたりで片手を大きく上げピットインする意志を後続車に伝える。

フラッグ

サーキットにはスタッフがいて常にドライバーの走行に目を配っています。
そのスタッフからドライバーに向けてフラッグが振られることがあります。
そのフラッグにもいろいろな意味がありますので大事なモノだけは覚えてください。
もしなんのフラッグか分からない場合には取りあえずスローダウンしてピットに戻ってください。


 日章旗 
カート特有のローリングスタートの合図。数周のローリングの後この旗が振られればスタート。
スタートのタイミングはスターターにゆだねられる。

 ミススタート旗
フライングがあった場合や、1コーナーで多重事故などの混乱があった場合に振られる。
自分のグリッドポジションに戻り再度ローリングスタートを行う。

 チェッカーフラッグ
レースの終了の合図。またはフリー走行の終了の際にも振られる。
この旗が出た後、フィニッシュラインを通った車輌はスローダウンしピットに戻る。

 イエローフラッグ
コース上に危険が有ることを示す。スピンや故障などにより停車している車輌がある場合に振られる。
前方に障害物あり、停止準備せよの意。また、前走車を追い越してはいけない。

 グリーンフラッグ
イエローフラッグによる警告や追い越し禁止が解除された事を示す。
この旗が振られれば通常走行に戻って良い。

 レッドフラッグ
レース中断の合図。クラッシュなどによりコースが直ちに復旧できない場合に振られる
再開時にはレッドフラッグが振られた時点の順位で再スタートする。

 ブルーフラッグ
速い車が迫ってきて追い越しをかけている事を示す。周回遅れの車に振られ、振られた車輌は進路を譲らなければならない。

 ブラックフラッグ
レギュレーション違反などにより失格となる車輌にカーナンバーと共に振られる。
この旗が振られた車輌は直ちにピットに戻らなければならない。

 ホワイトアンドブラックフラッグ
悪質な進路妨害やスポーツマンシップに欠ける行為をした車輌にカーナンバーと共に振られる。
ブラックフラッグと同時に振られれば失格となる。

 オレンジボールフラッグ
メカニカルトラブルがある車輌にカーナンバーと共に振られる。
この旗が振られた車輌はピットに戻らなければならない。

 オイルフラッグ
コースがオイル、水、砂などにより滑りやすい状態にあることを示す。

 ホワイトフラッグ
コース上にレッカー車や救急車など低速走行車がいることを示す。